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※挽いた豆(粉)をご注文の方は、必ず備考欄へのご記入をお願いいたします。併せてお使いの器具の名前をご記入いただけましたら、それに合わせた挽き方でご用意いたします。

 

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Tea like & Smooth《Corrego da Prata》

 

【INTRODUCTION】
生産国:ブラジル
生産地:コへゴ ダ プラタ農園
生産者:ファビアーノ トマジーニ
標高:1,100m
品種:カツカイ785
精製:パルプドナチュラル

 

カップの印象
パパイヤ、ドライアプリコット、ティーライク

 

控えめな酸のボリュームながら、甘さを伴った明るい果実味と軽やかな全体感。温度変化とともに繊細な魅力をみせる、奥ゆかしいコーヒー。

 

【INFORMATION】
ブラジルはエスピリトサントのエリアから、ファビアーノさんのコーヒー。昨年、兄のマルシアーノさんのコーヒーをご紹介しました。今年は弟のファビアーノさんのコーヒーをチョイス。ふたりは、同じコレゴ・ダ・プラタ農園で、区画を分けてコーヒー栽培を行っている兄弟。トマジーニファミリーといえば、この地域でコーヒー生産をけん引する名前として有名です。同じ姓の生産者をこの地域で何人も見かけるので、おそらく遠縁の親戚同士も多いのではなかろうか…そんな感じの繋がりではありますが。とにもかくにも、エスピリトサントのコーヒーに関して、覚えておいていい名前ですね。地域としては、有名な産地のミナスやセラードなど、平野部から山一つ隔てた、大西洋側の山地といったところです。平野部とは違った気候があり、この地域でいいカップをつくる品種なども異なってきます。今回は昨年と同じく、スター品種のカツカイ785です。
実際のところ、昨年も兄弟ロットのどちらを購入するか迷ったのですが、結局今年も同じく。シンプルにカップの好みで決めたわけですが、いまさらになってマルシアーノさんのロットも購入しておけばよかったと少しだけ後悔…。笑 とはいえ、このコーヒーの魅力を損なわずにカップへと落とし込むことに注力しました。
ファビアーノさんとその家族は、25年以上前からコーヒーを生産しています。かつて一家は大量のコーヒーを扱い、その恵まれたテロワールから、一般的な方法で処理するだけで特別なコーヒーができると考えていました。しかし次第に、よりクオリティにフォーカスした生産へとシフトしていったようです。
2006年からスペシャルティコーヒーの生産に力を入れ、計画を立て、新しい農園を始めるためにコーヒー品種Catucai785の苗を購入。新しいパルピングマシンも導入し、農園をよりよく管理するための投資を行いました。これらの投資によって、今日、スペシャルティコーヒーの生産で素晴らしい結果を得て、地域のコンテストでも良い結果を出しています。
カツカイ785はカツカイとイカトゥ785の交配品種。このエスピリトサントに最も適している品種だそうで、高い熟度と甘さを持つチェリーが結実します。たしかに、そのカップは一味違うわけで、いわゆるブラジルらしいコーヒーとは一線を画しています。平野部のムンドノーボやブルボンなどよりも充実した有機酸と果糖の印象を受けるカップであると思います。
普段はライトローストを好んで飲まない方にこそ、このフルーティなカップのバランスは程よく受け入れられるかなと思ったり。繊細な表情を持っているので、なかなか焙煎のポイントを探るのに普段よりもうんと悩んだりした…そんな個人的にも印象深いコーヒーです。
このコーヒーを紹介してくれたUM COFFEEのボランさんと、日本への繋がりを作ってくれたSYU-HA-RIの辻本さんのパスによって、今年もブラジルコーヒーの新たな魅力を探求することができています。まだまだコーヒーには様々な可能性があることに、常々気づかせてくれるような出会いの連続です。

Fabiano Tomazini-Corrego da Prata/Catucai785/Pulped natural(Brazil)

価格¥1,350より
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